痛みの少ない歯科治療について
歯科の一番の課題は治療に伴う痛みだと私は考えます。
当院では、麻酔の痛みを除去するために、通常よりも細く痛みの少ない注射針と麻酔液の加圧による痛みをを限りなく抑えた専用の自動加圧式注射器を使用しています。
また麻酔を行う前に「ハリケーンゲル」という塗る麻酔をします。これは塗るだけですので、痛くはありません。また乳歯の抜歯では、この塗る麻酔だけでも抜歯ができるほど、歯肉の感覚は麻痺します。
そして、その部分に麻酔を行いますので、基本的には痛くはありません。
無痛鎮静療法とは?
インプラントのオペや多数歯の抜歯や忙しく一気に治療を終えたい方、内科的な疾患がある方等にお勧めの方法で麻酔医とのコンビネーションで早く、安全に無痛での歯科治療をお受け頂ける方法で具体的には患者さんの来院時間に合わせ(要予約)麻酔専門医が来院します。
簡単な問診後、麻酔医が鎮静麻酔の点滴を行います。これにより半分眠った状態でのリラックスした歯科治療受診が可能になります。患者さんは治療への恐怖心やタービンの音、長時間口を開ける苦痛から解放されます。
治療終了後に麻酔医による覚醒を行い、目覚めた後もスッキリです。
治療時間もあっという間に感じるようです。(2,3時間が20〜30分) それにより数回分の治療が1回で終えられるわけです。
また麻酔医が血圧や酸素分圧等を常にモニタリングしていますので一般治療よりも 安全だと言われています。
心配はありませんが念のため車での来院はお控えください。
無痛治療(レーザー治療)について
炭酸ガス(CO2)レーザーとは?
炭酸ガスレーザーから照射した光は、組織表面の水分に吸収され熱に変わります。炭酸ガスレーザーは、この熱が気化する現象(蒸散作用)を利用して治療します。また、蒸散作用は局所に限られ他の組織に影響しないので身体にも安全です。治療中や治療後の痛みもほとんどなく、治癒も早く、治り方もきれいで、患者様にやさしい機器です。
炭酸ガス(CO2)レーザーによる治療
歯肉の切除・切開
従来は電気メスを使用していましたが、レーザーの使用で患者様に痛みをほとんど与えることなく切除や切開が行えます。治療後の歯肉も早くきれいに治ります。
歯肉の急性炎症緩和
歯肉が炎症を起こして腫れている場合、麻酔をせずにレーザーを照射することで腫れが早くひき、同時に痛みを少なくすることができます。
歯肉の黒ずみ除去(歯肉ホワイトニング)
歯肉の黒ずみはメラニン色素が原因です。メラニン色素が沈着した部位にレーザーを照射して黒ずみを除去し、本来のきれいな歯肉に戻します。麻酔をすることなく、痛みもなく治療できます。
口内炎の治療
口内炎は口腔内の常在菌が繁殖してできる炎症です。身体の抵抗力が弱まった時や、口腔内が局所的に刺激を受けた時などにできます。触れるだけで痛い口内炎もレーザーを照射して治療します。すぐに痛みがとれ、早く治ります。
義歯性褥創(ぎしせいじょくそう)
義歯の一部が強く歯肉に当たっていた場合、その部位が白っぽくなったり、傷ができたりします。出力を抑えてレーザー照射することでその治りを早くし、痛みを瞬時に取り除きます。
歯内治療(根の治療)
重度の虫歯など神経を除去する治療では、根管内(神経をとった後の歯の根)の細菌を全て死滅させ無菌状態にしなければなりません。根管内にレーザーをあて無菌状態にして治療することで、治療後に根幹内が化膿するなどの可能性を抑えます。
歯質の強化
レーザーを照射して歯の構造を緻密にして歯質を強化して、虫歯になりにくい強い歯にします。
無痛治療(レーザー治療)はこのような方におススメです
外科処置が出来ない方や歯科麻酔にアレルギーのある方、上記の治療が他院にて長引いている方におすすめです。
カリソルブについて
カリソルブはスウェーデンのメディチーム社より発売されている化学-機械的虫歯除去システムの事です。
薬剤により虫歯を化学的に溶解し、手用器具にて除去を行う方法。
日本では1999年薬事申請、2007年1月に承認されました。
カリソルブの治療方法
まず、ジェルタイプの薬剤を虫歯に塗布し、約30秒後、専用の手動器具により虫歯を除去します。
薬剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムと3種のアミノ酸(L-グルタミン酸、L-ロイシン、L-リジン)となります。
カリソルブはこのような方におススメです
(1)治療時の痛みが少なく無麻酔下での治療が可能です。
(2)(1)に関連して、そのため小児や高齢者、麻酔禁忌の患者様に有効です。
(3)タービンを使用しないため、歯科恐怖症の患者様に有効です。
(4)虫歯のみを選択的に除去でき、歯質の過剰な削除をおさえられるます。
